Nov 30, 2010
電話代行の内容をすべて録音してくれる会社
外部から電話を受ける仕事電話代行サービス会社に依頼すると、従業員たちは、本来の業務に集中できるので、作業効率も上がります。ただし、電話の応答すべてを管理者に任せてしまえば、その内容を把握できずに不安な点もありますよね。そのような場合には、電話代行の内容を録音保存している会社を選択利用することをお勧めします。職場での宅配便ピックアップをよく使用しますが、時間帯によるかもしれないが、コールセンターに接続されても私を出迎え依頼の電話を取ってくれる人がいます。もちろん会ったことも顔も見たことがないが、数分の電話は常により多くのコールセンターの電話を持ってくれるとやたらに親しみが湧いてきます。声を聞くとなんだか元気が出てきます。
先週の記事、「この企業の人を採用したい」と言われる条件と少々関連しますが、欧米のクライアントは必ずと言っていいほど「直接の競合からエグゼクティブを引き抜いてほしい」とリクエストしてきます。欧米では、直接の競合他社は最も多いまた当然の転職先です。
“競合他社に転職”これがなかなか日本人にはなじみません。昨日までA社の製品はB社の製品に比べていかに素晴らしいかとお客様に説明していた人が、次の日から逆の話をすることに大きな抵抗があるというのです。また、そんな人はお客様から信用されないといいます。
外資系ネットワーク関連企業C社のCOOで米国人のDさんも「競合のE社(大手日本企業)はお客様やパートナー企業からとても評判がいいから、是非E社の優秀な人を引き抜いてほしい」とリクエストしてきました。「E社も含めて御社のニーズに合った人を探しますが、大手日本企業の人は競合他社への転職には難色を示す可能性が高いです」と言うと、Dさんがとても不思議そうな表情を浮かべたので「昨日までE社の製品がいいと言っていたのに今日からC社の製品がいいと言うことに抵抗があるから」と続けると、Dさんは「C社、E社どちらの製品もいい面も悪い面もあるよ。営業の“プロ”として自社の製品のいい面をアピールするのは変わらないでしょ。何が問題なの?」と聞いてきました。「まぁ、そうなんですけど……感情的な問題として……」と、うまく説明できないままミーティングを終えました。
C社のニーズにマッチした経験を持つE社のFさんを見つけてお会いし、C社の案件をご相談しました。予想通りFさんは「C社ですか……直接の競合なのでちょっと難しいですね」との反応でしたが、競合他社の本社COOに会える機会はめったにないということでDさんにお会い頂くことになりました。
お2人が会った後、DさんはFさんを大変気に入って「Fさんは素晴らしい!是非採用したい!」と大喜びしてくれました。Fさんはというと「Dさんはすごくいい人だと思うし、C社がとてもいい会社だということもよく分かりました。でも、やっぱり競合に転職するのはちょっと……」と、多少気持ちは傾いたものの、まだまだC社への転職に踏み切るにはいくつもの高いハードルがありそうでした。
数日後Dさんから「帰国する前にもう一度Fさんに会いたい」と連絡がありました。少々嫌な予感がしたので「同席しましょうか?」と尋ねると「僕は世界中で役員クラスを採用してきたから大丈夫!任せなさい!」と自信満々でした。
ところが、Fさんとの2回目のミーティングの後にDさんからとても暗い声で「ちょっと聞きたいことがあるから来てほしい」と、電話がありました。嫌な予感が的中したかな?と思いながら、Dさんに会いに行くと、Dさんは開口一番「日本人は分からない」
わたし:「何があったんですか?」
Dさん:「日本人は自分の家族を幸せにしたくないのか?」
わたし:「いや、日本人も自分の家族は幸せにしたいと思いますよ。」
Dさん:「今の給料聞いたら高くなかったので『2倍出すからうちに来てくれ!』と言ったのに断られちゃったんだ。」
わたし:「あ、いきなりそんな話ししちゃったんですか……物事にはタイミングと順序が……」(わたしの言葉はDさんの耳に入っていない様子)
Dさん:「日本人は高い給料をもらって、家族にいい生活をさせたいと思わないの???」
わたし:「えーっと……競合への転職ということでまず抵抗があるのに、いきなり給料2倍と言われたらびっくりするし、『何か裏があるかも』と勘繰るかもしれません。ちょっと業績が悪かったら即クビ!かもしれない一時的な“いい生活”より、長期的な“安定した生活”の方が家族にとっていいと考えたのかもしれませんよ。」
Dさん:「う〜ん、やっぱり日本人は分からない。」
欧米では就「職」という考え方で、自分が選んだ職種(営業、財務、経営など)のプロになるために仕事を捉える人が多く、自分の知識や経験をより高額で買ってもらうことを望むのは普通のことです。日本では就「社」と考える人も多く、競合他社だけでなく転職そのものに対する考え方が欧米とは違うようです。それこそ、どちらもいい面も悪い面もあると思いますが、日本の大企業であっても終身雇用神話が崩壊していることは事実として受け止めた上で今後のキャリアを考えてみませんか。
注意事項:DさんとFさんの話にはいくつか隠れたポイントもあります。Fさんは競合で活躍していたので、C社では即戦力になることが分かっていたためDさんはいきなり破格のオファーをしました。一般的にいきなり“2倍”はありません。ただし、“2倍”に関してもDさんがFさんから聞いた“高くなかった”のは給与です。日本企業には給与の他に充実した福利厚生等があります。外資系では退職金がない場合もあります。それらを含めて比較すると思ったほどは条件が良くならないことも多々あるのでご注意を。【岩本香織(G&Sグローバル・アドバイザーズ)】
(ITmedia エグゼクティブ)
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